捻挫の場所について

捻挫とは、関節部分の靭帯や腱、軟骨が損傷する事で生じる訳ですから、可能性の話で言えば、身体の関節部分はどこでもなる可能性があるわけです。しかし実際には、なりやすい場所となりにくい場所があります。
なぜ手首や足首は、なりやすい場所なのでしょうか?

捻挫になる場所が特定されているのはなぜ?

なぜ手首や足首など、特定の場所だけ捻りやすいのか?というと、関節が許容運動範囲以上の運動を強要されたからです。
つまり、日頃から動かす頻度が高い関節が、手首であり、足首であると言えるでしょう。
また手首だけでなく、指の関節だって動かす頻度は多いと思われるかもしれません。
つき指になった経験がある人も少なくないでしょう。実はつき指は捻挫の一種です。
指の関節は、手首や足首と比べて関節自体が小さいため、症状も軽度なので、あまり怪我で病院という認識にはならないわけです。

足首は外側に3本、内側に1本、大きな靭帯が存在します。
そのため外側でも内側でも、どちらでも捻る可能性があります。
また足首の場合は、捻って数日経過すると、患部とは違う場所に内出血が現れるケースがあります。
この症状は二次的機能障害と呼ばれ、足首を治療で固定する事で、足関節周辺の筋力が低下してしまいます。
その結果、疲れが溜まりやすく、負担がかかり、違い場所にも内出血が発生し痛みが伴うようになるというわけです。

手首は骨と靭帯が複雑に構成されているため、一見軽い症状に見えても、実は骨折しているという可能性もあります。
また怪我した後も、固定していても、どうしても日常生活の中で手首が使えないのは不便で、使ってしまいます。
その結果、完治をする前に無理をして、完治まで長引いてしまうケースが多いので注意が必要です。

手首や足首以外の捻挫について

手首や足首以外は、関節を動かす使用頻度も少ないため、あまり捻る心配はありません。
ですが、他の場所は決して捻らないという意味ではありません。
例えば頸椎も捻る可能性はあります。
もちろん、日常生活の中で頸椎を捻るほど、激しく首の関節を動かす機会はありません。
ですが、例えば交通事故にあい、身体が激しく衝撃を受けた場合はどうでしょうか?

日常生活ではありえない負荷が身体にかかり、首の関節だって捻る状況に陥ってしまうのです。
この症状は別名でむち打ちと呼ばれる症状です。
首の痛みや首の運動制限だけでなく、頭痛、肩こり、吐き気、眩暈、耳鳴り、冷や汗などの症状が現れます。

手首や足首の症状では現れない症状も多くみられるのは、頸部には交感神経や椎骨動脈が通り、これらが極度の緊張状態に陥るためです。